こんにちは😊
皆さんお元気でしたか?
最近は気温がグッと下がって来ましたね。
でも日毎、昼夜の寒暖差がありまだまだ過ごし辛さもありますので体調管理にはくれぐれも気を付けて下さいね!
寒さと共に少しづつ辺りの山々が色付き始め、私の大好きな京都の山々、お寺や神社、街並みがエンジに染まり一際輝きを増す紅葉の季節🍁
選手権シーズンの到来です!!
今年のチームは、春に開幕したプリンスリーグで1つも勝てず💧
続くインターハイ予選でも準々決勝で敗退、、
得点が取れない、我慢出来ず失点を許す、試合を重ねる度に攻守が噛み合わず精彩を欠き、
いつしか自信を失い、チームメイトとの信頼関係も揺らぎ、表情は曇り、節目がちに、、
本当に勝ちが遠く、結果が出ずにもがき苦しみました😢
リーグ戦の前期を終え夏のリーグ中断期間を迎えた時点で、未勝利。。
リーグ下位に沈み、チームはどん底を味わい文字通り危機的状況に陥っていました。
私達も正直ここまで勝てなかった年を見た事がなく、選手達にどう声を掛けて良いのか悩む事もありましたが、
とにかく元気が出る様になるべく明るく選手達に声を掛けて、『夏に絶対強くなる』父母の方々と同じ思いで選手達を信じ応援を続けました📣
夏の遠征前には、チームの主軸数人の選手に大きなポジションのコンバートが行われ、メンバー、スタメンにも変更が入り夏に向けた動きが見られ、
遠征では、日を追う毎にチームに良い変化が感じられ、最後の遠征先「青森ユースフェスティバル」では連日の強豪との試合で、
粘り強い守備、縦に速いカウンターからの得点などチームは確実な成長と沢山の収穫を得る夏を過ごしました🌻
再開後の後期リーグでは、前期とは全く違う戦い方、力強さを見せ、
待望のリーグ初勝利を上げました‼️
そして、チカラと自信を両足に携え、選手権予選に選手達は挑みました!!
3回戦から登場となった橘は、
初戦の京都廣学館高校との試合を7-0完封勝利で発進💪
続く4回戦の桂高校との試合も5対1で危なげなく勝ち、準々決勝に進みました!
準々決勝はインターハイ予選で負けた大谷高校とのリベンジマッチ🔥
奇しくもあの時と、同じ準々決勝、同じピッチ、同じ相手、という運命とも思える対決となりました⚽️
橘はキックオフからエンジン全開で攻守に主導権を握り、相手を攻め立てチャンスを作りますがゴールを奪えない、
すると前半の終盤34分に、相手に直接FKを決められ、まさかの先制点を許す展開に。。
後半に入っても圧倒的に攻めシュートを放ちますが相手GKのビッグセーブやゴールポスト、クロスバーにシュートが弾かれゴールが遠く1点が遠い。
リードを許したまま刻々と時間は過ぎ。。
私の中にまたここで負けてしまうの。。
不安な気持ちが一気に押し寄せてきた🥺
ピッチの選手達はどうだろう?
一人一人みんなの表情を見てみると。。。
みんなからは焦っている様子が全く見えない、自分達は勝てる、やるべき事に専念している様に表情からもプレーからも感じました💪
でも、残された時間はあと1分。。。
ここで橘にロングスローのチャンスが訪れる。
セットプレーの時にカメラを構えているとゴールが決まらない事が多いので、このチャンスは写真を撮らないでおこうと自分の中で決めカメラを置く。
同じ相手に負けたくない、ここで絶対に終わりたくないという気持ちが溢れて私はすでに泣いていたので、
もう恥ずかしい気持ちも全部捨て何ふり構わずありったけの声を出してこの1プレーを全力で応援しました💪
後半39分、
右サイドの相手陣内深い位置からスローイン、スローワーは途中交代で入っていた#13 FW くぼしゅん(久保 瞬)
長めの助走から思い切りよく投げたロングスローがグングンとゴール前に伸びて行く
ニアで、#3 DF けいちゃん(上田 慶輔)が相手を上回るジャンプでヘディングに競り勝ちボールを中にそらす。。
そのボールを中央で素晴らしい位置取りをしていた#10 MF せいる(桐原 惺琉)が右足でシュート。。。
ゴールにボールが吸い込まれ、一瞬、時間が止まった様に感じました。
1-1⚽️
遂に待望のゴールで追いつく!
やったーー追いついた!まだまだ終わりじゃない繋がった!!
でも、まだ同点で誰もがPK戦に突入するかと思っていた💦
後半42分(アディショナルタイム2分)にドラマは待っていました。。
今度は左サイドから#13 FW くぼしゅんにロングスローの場面が訪れる。
再び勢いよくスローしたボールを、
ニアで、#9 FW そうた(伊藤 湊太)が抜群の高さを発揮しヘディングで中にそらすと。。
中央で、キャプテン#7 DF りくと(宮地 陸翔)が、ここに必ずボールが来ると信じて誰よりも早く反応し落下点に走り込み💨
ボールに頭から突っ込みダイビングヘッドでシュート。。。
ボールはゴールに突き刺さり、キャプテンの魂のゴールで遂に逆転!!
2-1⚽️
ピッチ、応援席からは大歓声が湧き上がり歓喜に包まれました
そして、試合終了のホイッスル 2-1!!
こんな苦しい試合を逆転で勝ち切れる様になったんやな〜って私は心の中でつぶやきました。
チカラがついてきた証拠であり、
最後まで戦い抜いた選手、応援し続けた橘ファミリー、誰1人諦めなかった全員で掴んだ本当に価値のある大切な勝利となりました👏
ここで準々決勝のTMIPを発表させて頂きます!
3年生のFW久保 瞬です!
後半のリードされている絶体絶命の状況で途中出場し、
前線で攻守によく走り、得意のドリブルからのチャンスメイクで、沈みかけたチームに新たな活力を与えてくれました。
そして、同点・逆転のゴールは、いずれもくぼしゅんの精度の高いロングスローから生まれたものであり、
このプレーがチームを救い紛れもなく勝利を呼び込みました。
くぼしゅんは、今でこそトップの試合に必ずメンバー入りし、ボールを持てば確実に違いを生み出す欠かせない選手となりましたが、
これまでは、どこかフワフワしサッカーは楽しめたらいいかな~っていう様な印象を受けていました。
何度かトップチームに上がりチャンスを貰っていましたが、自分でも思う様な結果を残せずにいたので、
誰もが羨む抜群の身体能力を持っているのでそれをなかなか試合で発揮出来ずにいる姿に私も歯痒さを感じていました。。
しかし、今夏の青森ユースで、自分がシュートを決めきれずチームが勝てなかった試合があり、
試合後に悔しくて悔しくて過呼吸になっているのではないかと思うくらい泣いている久保瞬の姿が有りました。。🥺
その時に私は、久保瞬もそんな風に思いっきり悔しさを表に出せる様になったんか~と、むちゃくちゃ嬉しくなりそれはそれは全力で励ましました。
青森ユース。 あの試合。。 が分岐点なのかは分かりませんが、それからの姿にはチームの為に走り、戦う気持ちをより強く感じます✨️
あの時に感じた悔しさ、変わろうと決めた覚悟が、その後の変化・成長に繋がり、この予選での結果に繋がったのではないかと思いました。
一見クールに見える久保瞬ですが、
ほんとはむちゃくちゃ人懐っこくて、おしゃべり上手なかまちょなんですよ🤗
とても可愛い一面があります💕
今、本当に「旬(しゅん)」な選手であり、充実の収穫期を迎える頼もしい選手になってきました‼️
チーム№1の足の速さを生かした得意のドリブル・切り返しからの得点で、全国でもチームに勝利をもたらす活躍が待ち遠しいです!
大会はベスト4が出揃い、
準決勝の相手はJリーグ内定の留学生FWを擁する福知山成美高校。
最前線に個の力で局面を打開、得点を奪える凄い選手がいる強敵との試合💪
過去にも留学生の圧倒的なスピードとパワーに苦戦する事があり少し怖いなぁと試合前はドキドキしていました😳
試合が始まると、相手は予想通り手数を掛けずに前線にボールを送り、前述のFWの独力で勝負を仕掛けてきました。
ひとたびシュートを放つとイナズマの様な速さで会場にどよめきが起き、シュートを打たせたらダメ!と焦りました💦
しかし、例え1人が抜かれようとも2人目、3人目が確実にフォロー、カバーに入り決定的な仕事をさせずに完全に抑え込む!
こうなれば橘が終始試合のペースを握り続け、後半に次々とゴールを奪いました。
後半3分、
右サイドPA外でボールを受けた#4 MF あんじくん(新谷 杏士)が、相手GKが少し前にポジションを取っている所を見逃さず
GKの頭上を越えるシュートを放つと狙い通りファーサイドのネットを揺らしゴラッソ!
1-0⚽️
後半9分、
右サイドを抜け出した#11 FW ゆうくん(高橋 優)が完璧なクロスを上げると。。
中央で、#9 FW そうたがドンピシャなヘディングで合わせてゴール!!
2-0⚽️⚽️
後半19分、
左コーナーキックの場面、キッカーは#6 MF はゆま(執行 隼真)、
右足から放たれたボールはスピード・曲がり方ともに完璧で、そのまま直接ネットに吸い込まれゴール!!!
3-0⚽️⚽️⚽️
後半24分、
中央の#4 MF あんじくんが左サイドに展開、
#11 FW ゆうくんがパスを受けてドリブルから自慢の速さで相手を交わしシュート、ゴール!!!!
4-0⚽️⚽️⚽️⚽️
後半34分、
仕上げは、右サイドを#10 MF せいる→#6 MF はゆまと繋ぎグラウンダーのクロス、
中央で、#11 FW ゆうくんが冷静に完璧に合わせてシュート
ゴール!!!!!
5-0⚽️⚽️⚽️⚽️⚽️
試合終了 5-0!!
難敵と思われた相手に終わってみれば複数得点、完封という素晴らしい内容で勝利し、
今年も決勝の地、サンガスタジアムに駒を進めました‼️
それでは、準決勝のTMIPを発表させて頂きます!
3年生のDF増井 那月です!
準決勝の福知山成美高校戦では相手のJ内定FWを誰がマークし抑えるのかが勝負のポイントでした☝🏻
その選手は橘から見て右サイドに流れてボールを受けるプレーを好み、そこから強烈なドリブルで縦に中央に仕掛けて来る事が多く、
そのサイドに立ち塞がり、どこからでもかかってこい!と言わんばかりに真っ向勝負するこちらの右SBは、もちろん。。 増井那月!!
開始早々から右サイドでこの2人の激しい1対1の攻防が繰り広げられ、高校トップレベルかと感じるレベルの高さに会場が度肝を抜かれました。
ドリブルで縦に来ようものなら、鋭い読みで素早く身体を入れ強靭なフィジカルでボールを奪い取り、
味方とも連携を取り、相手のポイントを完璧に封鎖して結果、完封勝利に導く活躍でした💪
毎試合、守備では1対1のデュエルで殆ど負けず、攻撃でもサイドの起点、タイミングの良い内・外の攻め上がりから数々の決定機を作り出し、
現代のSBに必要な能力を全て併せ持つ選手である事を改めて証明してくれました。
そして、初めてプレーを見た人はビックリされるかと思いますが。。
なんとSBを本格的にやりだしてまだ4ヶ月程だという事に驚きを隠せません!!
なっちゃんを1年生の時に初めて見た時の衝撃は忘れられません。
こんなに負けず嫌いの子がいるんやーーー!?っていうくらいの負けず嫌いの塊で、
ある試合でリードを許していた時に決して独りよがりな意味ではなく「俺に(ボール)出せよ(ゴール決めてやる)!!」と味方に大声で言い放ち、
その言葉を聞いた瞬間に。。私は「うわぁ~ 一生ついていきます!!」と思いました🥺あの場面にいた人であればみんな同じ思いをしたかと思います。
常にストレッチに長時間をかけていたり、例え一緒にする選手がいなくても1人でも朝練をしているというストイックな話をよく耳にします👂
なっちゃんの周りには自然と人が集まり、後輩達からも「那月君の様になりたい」「めっちゃ好きです憧れます」と慕われている声をよく聞きます😍
普段はニコニコしていますが、ピッチに立つととつてもなく熱い選手に変わるサッカーが大好きなまるで太陽の様な子!!
全国では、SBで大会№1の活躍をして橘の勝利と、高校選抜を掴み取ってほしいと強く期待しています💪
後編につづく。。。🤗
【写真:たえごろう、文:あきくん(たえごろう風)】